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「ここ…か…………」
目の前には大きくはないが、立派な建物が建っている。
入口の看板には『ギルド』と綺麗に飾られていた。
ガチャ
そして、ザードはとくに遠慮もする事なく中に入って行く。
すると、カウンターには、少女が一人、もくもくと仕事をしていた。
ザードは声を掛けようとするが、作業を中断させるのは迷惑だと思い、入口の近くの壁にもたれながら、一段落するまで待つことにした。
まだ終わらないのか……いつオレに気付くのか………
結構時間が経ったので、諦めて声を掛ける事にしたが………
「あーっもう!!今日、新しいマスターが来るのに貯めてた書類仕事が終わらないよ~。
うぅ……貯めなければよかった………」
ちょっと嘆いてたのをチャンスだと思い、ザードはここぞとばかりに声を掛けた。
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