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「あの……………」
恐る恐る、声をかけてみたのだが……
「何!?まだ新任のマスターが来てないから、今日までギルドは休みだよ!
だから、早く出てって、私は忙しいの!」
なんか、物っ凄く睨まれ、完全に怒気の含まれた言葉で門前払いをくらいそうになったのだが。
ザードは負けなかった。
「オレは依頼を受けに来たんじゃない」
「じゃあ、何よ!?」
「これ………」
さっき、門の管理者に見せた、あの漆黒のカードを少女に見せる。
「何!?この偽装のギルドカードは!?」
「いや、それは本物だから………」
「嘘はつかない!私と同じくらいの貴方が『ギルドマスター』なわけ無いでしょう!!」
困ったな、こいつに見せたオレが馬鹿だったよ…………誰かほかの人来ないかな………
ザードはただ、厄介な事にならないのを願うだけであった。
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