転勤で戻ってきた故郷

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「彼が此処のギルドに新しく配属されたギルドマスターよ」 衝撃の一言、だがランはそんな事信じるはずもなく……… 「サラさんこそ何言ってるんですか! カードを見るかぎりこいつは17歳ですよ! 学生やってる歳ですよ!」 「サラ、とりあえずオレの部屋は何処だ? 荷物置きを置いてきたいんだが…………」 ザードはランを華麗にシカトして、サラに尋ねる。 「今、私が出て来た扉を入って、そしたら廊下があるから、それの1番奥の部屋よ」 そして、サラも華麗にランへのスルーを決めた。 「んじゃ、荷物を置いて来る」 ランは数々のシカトに黙ってるはずもなく。 「ちょっと、私をシカトするな! 本当にマスターなら、実力を見せなさい!!」 ザードはため息をつきながら、背中にしょっている荷物を降ろした。 「さぁ、来なさい!」 何故か、すでに双剣を手にして構えているラン。 しかし、目の前にはすでにザードは……………
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