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宮地は、持っていた銃を自分のこめかみに向けて発射した。
智将>>「・・・宮地さん、こちらこそ有難うございました。」
溢れる涙を右手で拭い、宮地を降ろした。
智将>>「最後に一緒に一服ぐらい良いですよね?。」
智将は、セブンスターを二本出し、火を点けた。
智将>>「これしかないので勘弁してくださいね。
ふぅ~。
・・・うっ・・・、何でそんなに早く死に急ぐんだ!?、馬鹿野郎が。
・・・ったく、あんたは、本当にいい人だったよ。
呆れるくらいにね。
・・・んじゃあ、さよならだ、宮っちさん。また、あの世で逢いましょう。」
最後の別れを告げ、智将は、再び歩き始めた。
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