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智将>>「元、相撲力士をナメるなよ・・・。」
智将は、腰を落とし、前傾姿勢で、頭から加地(夫)に突進した。
左胸に頭を当て、右腰部分に右手で掴み、左手は、前ベルトを掴む。
智将は、相撲で言う『右四つ』のスタイルに入った。
智将>>「っ羅!!」
足を絡め、嫁の方向に夫を下手投げで、打ちつけた。
倒れた衝撃で、身体に食い込んでいた長ドスが活きよいよく、肉体を、切り裂いた。
加地(夫)>>「グゥガァァア!ギャァアァアアァ!!」
断末魔の叫びが、夜の街に谺する。
智将は長ドスを拾うと、倒れている加地(嫁)の頭を何回も突き刺す。
智将>>「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめ・・・。」
頭蓋骨は突き破り脳みそぐちゃぐちゃに突き刺す。
突き刺すたんびに血と脳が溢れてきた。
突き破る感触と、その絶景、極め付けは、血生臭いのとは、違う異臭も漂う。
智将は、気が狂いそうな自分を必死で、繋ぎ止めていた。
嫁の頭を乱切り状態にした。
智将>>「はぁーはぁーはぁー・・・。次は、旦那のほうだな・・・」
夫の方を振り返ると、腸を撒き散らして絶命していた。
智将>>「・・・、もし、母さんが、加地さんのようになってたら・・・。」
そして、家の方に向かい、鍵を開け、智将は、母の名を叫ぶ。
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