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宮地>>「しょうがない・・・、緊急発進!。」
ドドドド・・・、宮地は、暴徒と化した彼らを振りはらって、国道に飛び出した。
智将>>「・・・宮っちさんって、なかなか過激なんですね。」
宮地>>「おめーも、人のこといえないだろうが!。」
智将>>「?」
宮地>>「梅ちゃん、首がちぎれるほどライダーキック咬ましやがって(笑)。」
智将>>「・・・まぁー、あれですよ、おあいことゆうことで。あっ!宮っちさんあそこ!」
駐車場で人が何かを中心に群がっている。
宮地>>「ヤナ予感がするが、とりあえず行ってみるか。」
智将>>「・・・はい・・・」
車のライトをそこに照らし、智将が窓を開け彼らに問い掛ける。
智将>>「みなさーん!何をなされているんですか!?。」
智将の声に反応して、大衆の動きがピタリと止まる。
むくりと立ち上がり智将の方を向く。
智将>>「みっ、宮っちさん・・・あの人達の足元にあるのって、やっぱ、あれですよね!?。」
宮地>>「あー、こんな、ベタなことがまじであるとはな・・・。」
そこには、頭、腕、足、胴体の至る所の骨が見えるまで、噛られた後がある。
そして、彼らの口元には、まるで未成熟の子供がミートソースのスパゲッティーを食べた跡のように紅く広がっている・・・。
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