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色玻がロゼリアへと進化し、色違いも増えてきた頃、事件は起こり、アイツは右目を失った。
それでも気丈に振る舞うアイツが痛々しくて、健気で、愛しくて。
気付けばその華奢な体を抱き締めていた。
俺が、お前を守るから。
口に出してから、ひどく慌てた。言うつもりはなかった。
けれどアイツはそんな俺を見て、笑みを漏らしていた。
拒絶されるのではと心配もしたがそれは取り越し苦労だったようで、告げられた言葉はありがとうございます。
きちんと意味が伝わっているのかと、思わず確認しそうになって、先にこれは告白ととってもいいんですよね、と尋ねられ、勿論、と即座に頷いてしまって。
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