I'm laugh maker!

3/4
前へ
/14ページ
次へ
  涙はいつの間にか 止まっていた 僕はドアを開けようとするが ピクリとも動かない どうやら先ほど 勢いよく閉めすぎたみたいだ 「そっちのドアを押してくれないか?鍵はもうかけてないから」 …だが、返事はない 「…怒ってるのか?僕が悪かったよ。早く開けてくれ」 返事が返ってくる 様子はまったくない ――ドンッ! 僕はドアを 思い切り殴った 少なくとも僕には ドアが男に見えた 「なんなんだよ!?…せっかく信じたのに……なぁ?…返事ぐらいしろよ…」 僕は再び涙を流しながら ドアの前にへたり込んだ
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加