第3章 本屋

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………見た目はものすごく清楚な感じだが……しゃべるとやっぱり、うさきだった…。ひとまずマシンガントーク……。 凄いな……。俺には無理な芸当だ……。 「あらためて、始めまして。うさきだよ。本名は榊奈央っていうんだ~♪」 「ラスト。本名は……はぁ。」 「なに!?何でため息!!?」 何かコイツのテンションについていけない……。 そんな俺を見てもうさき、もとい奈央は笑っていた。 「何だよ…?」 「何か、ラストはラストだなって。まぁいいや。本名は気が向いたら教えて。ラストは謎多き男って感じするし。」 そう言って笑顔を俺に奈央は向けた。 ……こんな風に本屋で騒ぐのは流石に他の客に迷惑だろうと思って、奈央をつれて俺は本屋をあとにした。
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