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案の定、奈央に質問攻めにあった。
どこらへんが家?趣味は?誕生日は?血液型は?特技は?好きな事は?嫌いな事は?…………
「奈央………うるさい…」
俺の一括がでて、少しの間奈央は静かになった。………が、またしゃべりだす…。
まぁ……いいか……たまには…。
話をしているうちに、音楽の事で話が盛り上がっていった。
奈央はどうだかわからないが、俺は着々と奈央にひかれている……そんな気がしてきていた……。
だけど、その気持ちはおさえなければならない……。
理由はちゃんとある……。
俺の持病は自分で思ってた以上に悪くなっていたからだ……。
年があけたら再入院……。きっともう退院はできないだろう……。
医者に言われた……。このままおとなしくしていても、俺に残された時間はもう長くないって事を……。
だから、恋愛感情なんか抱いちゃいけない……。
必死に俺は自制しつづけた……
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