第1章 初めての…

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刈谷悠紀、19歳。 俺は生まれつき心臓に異常がある…。だから激しい運動とか、普通の人には当たり前に出来ることが俺には出来なかったり、ものすごく時間を費やしてしまったりしてしまう。 階段をのぼったりするのですら、俺には問題だった。 そんな俺を気遣って親は、家にエレベーターをつけたりしてた。たかが二階建ての家に……。 甘やかされていた訳では無いだろうが、運動も出来ない。外に行くには親の監視のもと…。楽しい訳がない……。だから、良く一人で部屋に籠っていた。 そんな俺を見かねてか、親父が1台のノートパソコンを買ってくれた……。ネットにもつないでくれて、良い暇つぶしになった。 そんなある日、小学校から付き合いのある信太がメッセンジャーと言うチャットのやり方を教えてくれた……。 そして、これが俺の考えを変える引金になったんだ……
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