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『…ん?アレ?ボクなんで独りぼっちなの??
ママは何処行っちゃったの??』
そしてボクは思い出した。
『そうだ…ママは……
大きな塊にぶつかられて動かなくなっちゃったんだ』
ボクはママといつものように遊んでたんだ。
ボクは猫という生き物らしい。
そしてその中の"野良猫"という名前なんだって。
ママはボクを【仔猫チャン】って呼んでくれた。
ボクは野良猫の仔猫。
目は黄色くて、身体は真っ黒い毛で覆われて鼻の回りだけ白いんだ。
でもママは全身真っ白でとても綺麗なんだよ。
それに目は透き通るような水色。
ボクの自慢のママ!
ボクたちの家は"人間"て奴らが作ってそのままほったらかしにした木の小屋。
小屋の前は細い道があった。
そしてボクとママはこの細い道で遊んでたんだ。
それで!
それで…
それであの大きな塊がすごいスピードでボクたちの方へやって来たんだ!!!
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