■第三話 涼宮ハルヒの憂鬱

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女子生徒A 「ねえ知ってる?朝倉さん急に転校したんですって!」 女子生徒B 「うそぉ~~~  入学して1カ月で?  ファンだったのに~~  誰か理由知ってる?」 女子生徒A 「それが…前日まで誰も引っ越すこと知らなかったって」 女子生徒B 「嘘!?  ちょっと…ナゾだね」 ―昇降口にて― 谷口 「だいぶ忙しそうだな、キョン?」 キョン 「ん?なんの話だ?」 谷口 「またまた!今日の放課後も行くんだろ?団長様のところ!(団長様を強調して)  結果を報告しなきゃな?何せ…これだもんな!」 (昨日配られたビラを取り出し) キョン(M) 「…この野郎」 ―部室にて― ハルヒ 「どういう事よっ!!」 キョン 「いや……どーもこーもない。行った通り…問い合わせはゼロ件だ、涼宮」 キョン(M) 「全く……我ながら不思議だよ。こんなことをされても律儀に部室に来る自分がな…」 ハルヒ 「…納得できないわ。何がおかしかったのかしら?」 (ビラを見ながら) キョン(M) 「全部だ全部…(呆れて)  と、これは言えんな」 キョン 「小耳に挟んだが…お前この学校にある全部のクラブに入ったんだろ?」 ハルヒ 「……………何よ。あんたまさか鞍替えする気?」 キョン 「い、いや。そうじゃなくて…「野球部」なら野球。「サッカー部」ならサッカーをやってただろ?「SOS団」だけじゃ正体不明すぎて分からなかったんじやないか?」
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