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深夜―
悠が眠った後で、由佳と守は悠の事について話し合っていた…。
「お風呂入ってる時…悠の様子どうだった?」
「悠の様子というか……とにかくアザが凄かったよ。やっぱり服で見えないとこを集中的に…」
「やめてッ!!」
由佳は泣きそうだった。
「そんなの聞きたくない!!聞きたく…ないよ。」
守は困った顔をした。
「わかったよ。ごめんな…俺はもう寝るよ。おやすみ。」
「…おやすみなさい。」
守は寝室へ行き、ベットに寝転がった。
由佳は…悠の事になるとちょっと異常だと思う…。
俺の考えすぎか??
でもまさか小学校に乗り込んだりしないよな?
…いや、それは無いか。
寝よ…。
しかし、守の予感は的中してしまう…。
その時由佳は、悠の寝顔を見ながら泣いていた。
悠は私が守らなきゃ…
私が…。
自分がかけた電話が悲劇の幕開けになってしまったなんて夢にも思わずに…。
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