―消える想い―

5/11
前へ
/138ページ
次へ
「美姫はちゃんと許してくれた。」 『本当か?』 「うん。沙羅を信じて?………そうしないと…あたし………グスッ…」 沙羅は泣いているようだった。 『わかった。泣くな。』 「ぅっうっ……。わかった……ヒック……。 会いたい……グスッ…」 『会えば気がすむか?』 「ぅん。」 『わかった…。』 「じゃあ…学校の近くの公園で待ってる。」 ―――――ツーツーツーツー。 電話は切れた。
/138ページ

最初のコメントを投稿しよう!

102人が本棚に入れています
本棚に追加