【第三章】 雨と箱庭

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【第三章】 雨と箱庭

「よく来たね、ほら、ここにお座り。寒かっただろう?こんなに酷い雨なんだから。……ん?いつ止むかって?大丈夫、君が来たから、すぐに止むよ。―――どういう意味かって?ふふ、そのままの意味さ。………ほら、雲の切れ目から、太陽が覗いているだろう?そうだ、きっと虹が見える。一緒に見よう。ここの虹は本当に綺麗なんだよ」 あんたの笑顔が、僕からすれば眩しいくらい綺麗だったよ。
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