町へ

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「もう、行くぞ」 どこ行くのか知らねぇけど 「だめッスよ。出てくるの待ってなきゃ…。」 「なんで!?」 「すぐわかるッスよ」 オレの問いに嫌な笑みで返された。 オレは一秒でも早くここを離れたいのに…。 人間が出てきた。 「はい。いつもの…」 タツの前に何かが置かれた 「ここのメシは美味いんスよ。アニキ」 メシか…。 こいつ、人間にメシもらってんのか…。 タツはガッツきだした。 「アニキも一緒に食いましょうよ!」 「いらん。」 そんなメシが食えるか。 オレにだってプライドがあるんだ。 「そうッスか?」
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