騎士団の仲間たち

10/20
前へ
/714ページ
次へ
ガチャッ 一軒の家の前に着くと、なれた手つきでカギをあけ、中に入った。 ソファーの上に降ろされる。 「ごめんな。看てあげるって言ったのに、俺忘れちまって。」 救急箱を棚から取り出し必要なものを選びながら、アレンは謝った。 「あ、いえ。あたしも楽しくて、ついさっきまで忘れてたの。だから謝らないで。」 そう言うと、アレンはものがそろったのかこっちに歩いてきて、微笑んだ。 「優しいね。」 これがまたヤバイ。
/714ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2884人が本棚に入れています
本棚に追加