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変な人、君も
…
……
授業が終わり、放課後へのベルが鳴る
皆待ちわびていたようにそわそわしていた学生らは、思い思いの場所へ移動し始めた
部活に精を出す人もいれば、学業に勤しむ人もいる
暇な人同士で遊ぶ人もいる
人が少なくなり始めたころになって、やっと席を立つ少年
(どこで暇つぶすかな)
そのようなことをとめどなく考えていた
(…っ?)
いつのまにか彼はゲームセンターの前まで足を運んでいた
(今月厳しいから少しな、少しだけな)
…
……
………
(あー…)
出入口の戸が閉まり、雑音が聞こえなくなる
今さきほどまでうるさい、と感じていた耳が嘘のように
何も音がしない、という当たり前なことに心地良さを感じていた
頭をくしゃっと掻きむしる
日が落ち始め、
外はもう
暗くなり始めていた
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