最終章

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ユウヤ「猫の理とかふざけんな!誰のおかげでここまでこれたと思ってんだよ」 アキラ「貴様は親友だった。…そう、貴様は、俺と数々の困難を共に乗り越え、そしてその分、貴様といろいろな事を分かち合った。…しかしそれは過去の話。今!俺は!猫の理を手に入れたのだ…この力は偉大だ。人類の歴史を覆すほど…だから俺は決めたんだ。この力の責任、いや使命か。この地球を、いや宇宙を!…この力で、無に帰す…そして一から創造する。こんな腐った世界にじゃない。もっと綺麗な、優雅な、平等な…そして平和な世界を!それは、人類の力ではできない。しかし、絶対的な権力者…つまり俺が、神になって、支配した世界にすれば!誰も俺のいう事には逆らえない。それが絶対的な力の象徴となり、宇宙は美しい、いわば猫のような世界になる。どうだ?すばらしいとは思わないか?」 ユウヤ「話なげーよwつまりおまえは猫に逃げている。猫のような美しい世界にするために宇宙を消す?馬鹿なの?おまえは猫でもみて和んでろ…ほら、その猫だ。」 猫「話なげーよw帰れよ。地球無くなったら猫住めなくなるっつーの。馬鹿なの?…だいたい、お主は猫、つまり私たちの事を愛してくれたジャマイカ。だから私たちもお主を愛した。…地球を、宇宙を消すなんて、私たちの愛を裏切るのかニャ?」 アキラ「話なげーよw俺は猫の『ような』と言っただけで、猫の世界を作るとは言ってない。勘違いすんなヴォケが。馬鹿なの?」 猫「ならコレをみよ。」 アキラ「!!…それは、拾われる先がない、猫達の姿…くっ、しかし、同様はしない。何故なら、命は一日何千と無くなる。それと同時に、何千と産まれる。命は平等であって、その猫達も!何千のうちの!一つの例にすぎないんだよ!」 猫「ならその涙はなんだニャ?」 アキラ「!…これは…」 猫「もう無理はするニャ…お主は、他人を、全てのモノを、愛しすぎた…そしてその責任をお主一人で背負った…しかしどうじゃ?たまには、ワシらに、いや愛したモノ達に、その責任を託してもよいんじゃニャいか?みなはおまえの愛に答える…少し、休憩しよう。アキラよ…おまえは、悪い意味で特別じゃない…良い意味で、みんなと一緒なんじゃ…」 アキラ「うっ…猫ぉ…俺間違ってたよ…」 ユウヤ「俺おいてけぼりっすかw」 完
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