突然の吉報?

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頼都「最近、この付近で新種の薬草が見つかったそうでな、家に知らせの通知が来てな…内容は、都心の研究員が何名か此処に派遣されるそうだ、その中に喜代の名前があったんで、三月に聞いたら家に泊まると言って聞かないんだ、和仁に了承を得たら…と、言う事で来たんだが…和仁?」 あ然としながら俯き そんな話、聞いてない…いつもなら知らせの通知が来るはずなのに…と、思い悩んでいると 三月「喜代兄ちゃんと二人っきりの方が良いでしょ?」 にこやかな笑顔で言うと、頼都にくっ付き、幸せそうに笑う 和仁「何、言ってるんだ」 ため息をつきながら、顔を上げて三月を見 三月「和兄ちゃん喜代兄ちゃんが好き何でしょう?俺、喜代兄ちゃんにお手紙したんだ」 和仁「なっ///」 顔を赤らめながら、立ち上がり 和仁「とにかく、泊まるのは良いよ、了承する」 顔の赤らみを隠すように話題を変え、了承する 三月「やったぁ和兄ちゃんありがとう」 幸せそうに笑う三月が、今日は少し憎らしかった…伝えたくても言えない想いを、すんなり…手紙に書かれてしまったのだから…俺が了承すると、二人は荷物片手に家を後にした 一人残った俺は、どんな顔して喜代兄さんを出迎えようかと、悩んでいた
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