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今…何が起こっているのだろう
考えが纏まらず、半ばパニックになっていると
喜代「和仁…」
名前を呼ばれ、喜代を見ると喜代は迫ってくる…思わず目を瞑ると、唇に柔らかいモノが当たり、目を開けると…
和仁「…」
喜代「…」
キス…されていた
抵抗も嫌がる事もなく、ただ触れるだけのキス…嬉しい半面、不安だ…
口を離し、俺を見るなり
喜代「少しは嫌がれよな」
照れているのか、不機嫌なのか…何なのか分からないが、ため息をつくと頭をかき回された
好きな人にキスされて、嫌がるなんて事は出来ない
ましてや喜代からのキスなのに
…なのに…あまり嬉しくない
喜代は本気なのか、冗談なのか…分からない…
俺の想いを、知りながらなのか、知らずなのか…
不安だけが頭をよぎる
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