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シオンは瑞希達の……仲間が待っている場所に帰ってきた。
仲間と過ごせる日常が、こんなにも素晴らしいものだと改めて気付かされたシオン。
土屋家に戻ってきた翌朝の出来事。
「あの……コレは一体何でしょうか?」
シオンは瑞希と火燐に引き摺られてリビングにある椅子の上に座らされている……正座で。
そして机の上で綺麗にたたまれている物を見ながら2人に訊ねる。
「何って……制服でしょ?」
シオンの疑問に正確に、そして簡潔に答える火燐。
「早く着替えてね」
瑞希は笑顔だが、有無を言わせぬ口調でシオンに言う。
「俺一応さ……全国指名手配犯なんだけど?」
「そんな事はどうでもいいわ」
瑞希と火燐はかなり高いシンクロ率を弾き出し、シオンを追い込んでいく。
だが実際問題、どうでもいいわけがない。
シオンが学校に行けば警備隊に捕まるだろう。
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