†親友と語り合った夢†

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†シオン六歳† 大国メルカトルにある〝イルスシティ〟という町でシオンは生を受ける。 町と言っても何かがあるわけでもない、どちらかと言えば村に近い町で、ホントに何もない田舎だ。 シオンはそこで優しい両親と妹のシリルと一緒に毎日を幸せに過ごしていた。 そしてシオンは町で一番仲のいい友達と一緒に町の近くにある森に遊びに来ている。 シリルもシオンの後をついて来ている。 「ここにめっちゃ美味い果実がなってる木があるんだぜ!!」 シオンの親友とも呼べる存在のグランが声を掛ける。 「マジかよ!!どこにあるんだ!?」 シオンは興奮気味にグランに訊ねる。 それを聞いていたシリルも嬉しそうに目を輝かせている。 そして森の中を暫く歩くと、柳の様な木がたくさん植えられている場所に出る。
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