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大東亜戦争が開戦した昭和16年(1941年)当時、アジアで独立していた国家は日本とタイと支那のみである。
インドを始めほとんどの国はイギリス・アメリカ・フランス等の植民地になっていたのである。
支那はかろうじて独立こそしていたものの、つい最近まで続いていた清朝末期の失政のために、欧米諸国に荒らされていた。
朝鮮に至っては、李朝末期にもはや自国民では朝鮮を統治出来ずに日本と併合する道を選んだのである。
18世紀なかばにイギリスで蒸気機関が発明されてから産業革命が起こり、世界に先駆けて近代化(工業化)していた欧米諸国は、原理の調達先ならびに工業製品の売り付け先として、資源が豊富で人口が多く、まだ近代化していないアジアに目を付けたのであった。
これから、大東亜戦争前のアジア各国の状況を詳しく述べたいと思う。
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