闇の種【始動】

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《大丈夫?》    『………はい。すいません、昨日から何も食べて無くて…』    《昨日から!?それはお腹が空いてただろうに。》    『………』    《まだ沢山有るから、お腹一杯食べて良いからね?》    『………ありがとうございます。』    《うん。》    恭二は結局オムライスを3杯食べたのだった…          『ご馳走様でした。』    《は~い。どうだった?美味しかったでしょ?》    『はい。凄く美味しかったです。』    《良かった!あっ!そうだ…私は夜、仕事だから夜御飯も作ってあげるからね?》    『はい。ありがとうございます。』    《ゴメン…それと悪いんだけど、私…まだ眠いから少し寝るね?テレビでも見ながら自由にくつろいでて良いよ。》    『………はい。』    咲は恭二にそう言うと、1人ベットに入り、眠ってしまったのだった…          (料理も美味い。)    (久し振りに手作りの料理を食べたな…)    (美鈴のラーメン以来だったしな。)    (………)    (母さんと美鈴は元気にしてるかな?)    (きっと、突然…姿を消した事に怒ってるだろうな…)    (本当にゴメン。)    (だけど、歴史を変えて見せるから、オレの帰りを待っててね。)    恭二は故郷の家族を思い出していた…   
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