1358人が本棚に入れています
本棚に追加
《大丈夫?》
『………はい。すいません、昨日から何も食べて無くて…』
《昨日から!?それはお腹が空いてただろうに。》
『………』
《まだ沢山有るから、お腹一杯食べて良いからね?》
『………ありがとうございます。』
《うん。》
恭二は結局オムライスを3杯食べたのだった…
『ご馳走様でした。』
《は~い。どうだった?美味しかったでしょ?》
『はい。凄く美味しかったです。』
《良かった!あっ!そうだ…私は夜、仕事だから夜御飯も作ってあげるからね?》
『はい。ありがとうございます。』
《ゴメン…それと悪いんだけど、私…まだ眠いから少し寝るね?テレビでも見ながら自由にくつろいでて良いよ。》
『………はい。』
咲は恭二にそう言うと、1人ベットに入り、眠ってしまったのだった…
(料理も美味い。)
(久し振りに手作りの料理を食べたな…)
(美鈴のラーメン以来だったしな。)
(………)
(母さんと美鈴は元気にしてるかな?)
(きっと、突然…姿を消した事に怒ってるだろうな…)
(本当にゴメン。)
(だけど、歴史を変えて見せるから、オレの帰りを待っててね。)
恭二は故郷の家族を思い出していた…
最初のコメントを投稿しよう!