闇の種【始動】

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----その日の夕方----          咲が目を覚ました…          《恭二くん。おはよう…》    『あっ!おはようございます。』    《私、すっかり熟睡しちゃっててゴメンね?》    『いえ。そんな事は…』    《ちょっとシャワ-を浴びて来るね?》    そう言うと咲は、お風呂へと向かったのだった…          (………)    (本当にココに居て良いんだろうか?)    (そして、早く仕事がしたい…)    (家族に仕送りをしなきゃいけないんだ。)          恭二が考え事をしてる間に咲がお風呂から上がった…          《ふぅ~!サッパリ。あっ!恭二くんも、今の内にお風呂に入りなよ。》    『あっ!はい。』    恭二は、咲からバスタオルを渡されると、シャワーを浴びに行ったのだ…    2日振りのお風呂…    30分位、シャワーを浴びた後に、部屋へ戻ると咲が既に料理を作って待っていた…    テーブルには、シチューとポテトサラダが並べられていた…    咲は、ボーッと立って居る恭二に話し掛けた…          《よし。綺麗になったね?じゃあ御飯を食べようか。》    『あっ!はい!』    そう言うと恭二はテーブルに座った…   
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