闇の種【始動】

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東京【新宿】          恭二は故郷を離れ、東京の新宿に居た。    恭二が故郷から上京した理由…    母親の借金を返済する為、自分の人生をも、金に変える道を選んだ事だった。    母親の名前は美樹…    妹は美鈴と言う。    その家族を養う為に、恭二は故郷の大分で建設会社に就職。    しかも年齢を詐称しての就職だった。    しかし闇金融の利息は高く、真っ当な仕事では返済出来無い。    そこで金の飛び舞う裏社会へと、足を踏み入れる事を決意する。    その事を決意した恭二は、故郷である九州を離れて、単身、東京へと上京したのだった…    東京に来た後は、台東区の山谷で1週間の浮浪生活。    その山谷での浮浪生活で、毎日雇い主を捜す日が続いた。    そこで、指定暴力団:硝煙会の組員である、片桐に拾われたのだ。          そして…          恭二は片桐に拾われた後、片桐の住むマンションを訪ねて行ったのだ。    片桐のマンションのインターホンを押すと、部屋のドアが開く。    ドアを開けると、恭二の目の前には、仁平を着た男が立って居たのだった…   
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