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怜「あ、ここ食べるとこみたいだな」
琉「あ…」
教室のプレートを見上げると【2-H】と書かれていた。
司たちのクラスだった。
怜「あ?」
琉「思い出した。司にこの店来いって言われてたんだ」
怜「司って…生徒会の?お前知り合いだったのか??」
琉「まぁ…」
―――そういえばこいつ寝てたな…
今さらな感じがして苦笑するが、あの時怜は寝ていたということを思い出す。
琉「なんか勝手に生徒会に入れられたんだよ」
怜「はぁ!?何で!?」
信じられないのか、かなり驚いている様子だ。
琉「まぁ、ィィじゃん?中入ろう」
1から説明するのが面倒なので、怜の背中を押して中に入る。
「いらっしゃいませ」
オールバックにしたウェイターらしき人が出迎えてくれる。
司「あ~ッ!!琉唯だ♪」
ブンブンと効果音がつきそうなほど手を振る司が見えた。
思わず他人のふりをしたくなったが、もう遅くて、店内にいた客や他の従業員たちの注目を浴びた。
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