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詩「だって…集会の時、琉唯の肩に頭のせて寝てたから、てっきり」
怜「まぁ…恋人候補ってところです。ちなみに琉唯とは同室なんで」
ニヤリと琉唯を見て、詩音に対しては挑発的な笑みを浮かべる。
琉「ちょぉ!!お前なぁ…勝手なこと言うなよ」
詩「そうなんだ」
琉唯の言葉は聞こえなかったのか、何かを考えるような仕草をする。
怜「そういう先輩はどうなんですか?」
詩「そうだね…僕も立候補しようかな?」
「「「はぁ!?」」」
琉唯、司、直哉の3人の驚く声が重なる。
その場に居合わせた全員が耳を疑った。
今まで詩音が誰かと付き合ったなどという浮いた話は誰一人聞いたことがなかったからだ。ちまたではノーマルではないかと通説されていた。
つまり、この話が全校生徒に回れば、それこそ大スクープだということになる。
直「お前、今までずっと断り続けてきたのに!?てっきりノーマルかと…」
司「人は変わるさ☆やばい!!超楽しい展開じゃん♪」
直哉はショックを隠せないようだったが、司は満面の笑みでこれ以上にないほど楽しそうに見える。
琉「いや、全然楽しくないから!!!!」
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