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琉「ただいまぁ~」
楓「あっ!!2人ともお帰りぃ♪何もなかったぁ!?」
琉「うん、まぁ…特に」
何もなかったと言えば嘘になるけど、なかったと思いたいので、あえて口にしないことにした。
―――それに…楓うるさくなるだろうし!?笑)
怜「客の入りはどうなんだ?」
明「絶好調だよ!!この調子だと優勝できるかもしれないな♪」
怜の質問に答えたのは明楽だった。
明楽は燕尾服を着こなしていた。メガネが知的なかんじを醸し出している。
楓「あ、森本君 お疲れ★」
明「お疲れ様♪」
楓「疲れたでしょ?森本君も人気だから!!」
琉「…そうなの?明楽が?」
疑うように目を細めて明楽を見る。
明「ひどいなぁ~琉唯は。まぁ神崎君には負けるよ」
メガネを上げながら微笑む。その動作が実に様になっている。
―――インテリめ…
心の中で悪態をつく。
明「ん?琉唯、何か言った??」
琉「イエ、ナニモイッテマセン!!」
―――俺、口に出してないよな!?
明「そう?ならィィけど」
どぎまぎしつつ、明楽はもう気にしていないようだったので安心する。
怜「俺ら着替えてくる。行くぞ」
怜に続いてstaffroomに入る。
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