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琉「あーぁ、またコレ着ないといけないんだ…」
怜「ィィじゃん。似合ってるぞ?」
ボソッと独り言を言うと返事が返ってくる。
琉「んなこと言われても嬉しくないから」
キッと睨む。
怜「まぁ、まぁ。ほら、ファスナーあげてやるから後ろ向けよ」
琉「ん」
素直に後ろを向く。怜がファスナーに触れた感じがする。
――チュッ
琉「!?ちょっと何するんだよ!!」
慌てて振り返る。
怜「何って…背中にキスしただけだろ」
含み笑いをしながら楽しそうに琉唯を見る。
琉「だからそういうことするなよ!!」
怜「ィィじゃん。減るもんでもないし?」
琉「減る!!」
間髪入れずに言う。
怜「はい、はい。後ろ向いて」
そう言って無理やり後ろを向かせられた。
ジィィッ…とファスナーがあがる音が聞こえた。
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