6490人が本棚に入れています
本棚に追加
楓「…琉唯、大丈夫?」
琉「うん…」
厨房の係りの人に伝票を渡して、壁に寄りかかっていると、後から入ってきた楓が心配そうに声をかけてきた。
大丈夫とは恐らくさっきの司たちとのやりとりのことだろう。
楓「琉唯さぁ~生徒会の人たちに気に入られるようなことしたの?」
琉「するわけないだろ…そんな面倒なこと。気付いたらこんな感じだったの」
楓「そうなんだ…元気出して?」
がっくりと肩を落とす琉唯に困ったように笑いながら、楓は琉唯の頭をよしよしと撫でてくれる。
―――気持ち良い
撫でられるの意外と好きかも
怜「お取り込み中悪いが、そこをどいてくれ」
2人同時に声がした方を向くと、器ののったお盆に両手を塞がれた怜が立っていた。
最初のコメントを投稿しよう!