6490人が本棚に入れています
本棚に追加
楓「あぁ!!ごめんね!?」
ひょこっと道をあける楓に礼を言って、テーブルにお盆を置く。
「お疲れ~」とクラスの人がそのお盆にのった器を回収していった。
怜「あの銀髪の奴…」
琉「詩音?」
怜「そう。本気なんだな」
琉「何が?」
怜「お前のこと」
楓「詩音先輩が琉唯のことを!?」
黙っていた楓が急に話に割って入ってきた。
怜「俺がこいつの恋人候補って言ったら、僕も立候補するって」
楓「えぇッ!?あの詩音先輩が!?」
信じられないと目を見開く。
楓「で、琉唯はどうするの!?」
琉「どうって…勝手に2人が話を進めただけだからほたってる」
楓「ほたってるって…」
今度は楓の顔がくもった。
琉「まぁなんとかなるでしょ」
怜「楓、もちろん俺の味方だよなぁ?」
楓の肩を抱いて、顔を覗き込む。
楓「怜君は危ないから応援しないよ」
怜「ひでぇなぁ~」
ピシャリと断られたので批判の声をあげる。
楓「僕も琉唯が大好きだから☆」
怜「おッ!!仲間か!?」
楓「違うよ☆僕のは友達として!!一緒にしないでよね!!」
当の琉唯は2人の言い合いも見ていると楽しいからなのか、黙って2人を微笑ましそうに眺めていた。
最初のコメントを投稿しよう!