†午後の部

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楓「あぁ!!ごめんね!?」 ひょこっと道をあける楓に礼を言って、テーブルにお盆を置く。 「お疲れ~」とクラスの人がそのお盆にのった器を回収していった。 怜「あの銀髪の奴…」 琉「詩音?」 怜「そう。本気なんだな」 琉「何が?」 怜「お前のこと」 楓「詩音先輩が琉唯のことを!?」 黙っていた楓が急に話に割って入ってきた。 怜「俺がこいつの恋人候補って言ったら、僕も立候補するって」 楓「えぇッ!?あの詩音先輩が!?」 信じられないと目を見開く。 楓「で、琉唯はどうするの!?」 琉「どうって…勝手に2人が話を進めただけだからほたってる」 楓「ほたってるって…」 今度は楓の顔がくもった。 琉「まぁなんとかなるでしょ」 怜「楓、もちろん俺の味方だよなぁ?」 楓の肩を抱いて、顔を覗き込む。 楓「怜君は危ないから応援しないよ」 怜「ひでぇなぁ~」 ピシャリと断られたので批判の声をあげる。 楓「僕も琉唯が大好きだから☆」 怜「おッ!!仲間か!?」 楓「違うよ☆僕のは友達として!!一緒にしないでよね!!」 当の琉唯は2人の言い合いも見ていると楽しいからなのか、黙って2人を微笑ましそうに眺めていた。
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