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しばらく、男を見ていたかと思うと、靴を脱ぎ始め、わざと数週間も履きっぱなしの靴下だけになった。
その靴下だけ履いた足を男の顔に近づけた。
さすがに、男はあまりの臭さに顔を背けた。
その様子を見ていた女は、チッと舌打ちし、ますます足を男の顔に近付けた。
「ここから自由になりたいんでしょ?…だったら、私の奴隷になりなさい。そうすれば考えてあげてもいいわ
…さぁ、私の足を嗅ぎなさい…」
女は不敵な笑顔を浮かべ、そう言った。
だが、女はこの男を自由に…。なんて始めから考えていなかった。
……だって、殺すつもりでここに連れて来たのだから……。
そんな事は知らずに男は足を嗅ぎ始めた。
「ふふふ…いい子ね…最初からそうすれば良かったのよ…」
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