伝説の男

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ユリアン「喫茶店の看板娘だからなぁ・・さて」 ユリアンがそう言って、買い物を終わらせて喫茶店へ戻った。 (喫茶店) ユリアンが車を停めて、トランクから荷を下ろし始めた。 ユリアン「さてと・・買いすぎたか?」 ユリアンがそう呟いて、店の冷蔵庫に入れる物とすぐ仕込みそうな物とを考えながら、店に運ぶ。 モニカ「買い忘れは、ないかな?」 今更ながら、モニカがそう言って荷を見た。 ユリアン「仕込みを始めるよ」 モニカ「わかった今いく・・」 モニカがそう言って、厨房へ向かった。 仕込みは、二人でやる・・・これが、結婚して喫茶店を始めた頃からの決まりだった・・・。 モニカ「かなり買ったわね・・・」 ユリアン「ランチに合いそうな食材だし・・・・・意外に長持ちする物だからな・・・・」 ユリアンがそう言って、モニカを見た。 モニカ「あら?お肉がこんなに?・・」 ユリアン「それは、うちのだ」 ユリアンがそう言って、スープを火にかける。 ユリアン「すまない・・スープを頼む」 ユリアンがそう言って、お肉を持って厨房から出た。 モニカ「それどうするの?」 ユリアン「戦争が長引いて、第二次、第三次統制がかかったら、こまるから薫製にする」 ユリアンがそう言って、庭で薫製の用意をする。 モニカ「薫製なんて・・・・ここで出来るの?」 ユリアン「ロマサーム時代は、長持ちさせる為によくやったからね」 ユリアンが笑いながら、モニカを見た。 モニカ「なるほどね・・・・・戦争は、やっぱり長引いてしまうかしら・・・」 モニカがそう言って、ユリアンを見た。 ユリアン「ああ、恐らくな・・・」 ユリアンがそう言って、火をおこす。 モニカ「・・・」 ユリアン「非常食も一応用意したし・・・・第三次統制までなら、持つだろう・・・ただ第三次がかかるのは、よほどの事態だが・・」 モニカ「よほどの事態って?」 ユリアン「アフィトフェル船団規模の損失・・・・または、銀河を横断するぐらいの侵攻だな」 ユリアンがそう言って、薫製の香りを出すための桜のチップを燃やして、燻す。 モニカ「・・あら?誰か来たみたい」 ユリアン「薫製は、しばらくほうておけるから、俺が火を見てるよ・・・」 モニカ「お願い」 モニカがそう言って、ホールに向かった。 モニカ「すいません・・お店はもう閉まっているのですが」
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