キセキ

2/5
429人が本棚に入れています
本棚に追加
/101ページ
「ふぅー」 今日何度ため息をついただろう。 「松田、今日はもう帰っていいから。お疲れ」 「高藤さんはまだ帰らないんですか?」 「俺はまだやる事残ってるんだ。」 「じゃあ私もお手伝いします。」 高藤は私の上司。この社の人気ナンバー1・2位を争うイケメンで部下からは慕われて、その上仕事も出来て… 私は高藤の足元にも及ばない。 高藤と出会ったのはちょうど半年前。 私がこの会社に派遣されて来た日だった―。
/101ページ

最初のコメントを投稿しよう!