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「ふぅー」
今日何度ため息をついただろう。
「松田、今日はもう帰っていいから。お疲れ」
「高藤さんはまだ帰らないんですか?」
「俺はまだやる事残ってるんだ。」
「じゃあ私もお手伝いします。」
高藤は私の上司。この社の人気ナンバー1・2位を争うイケメンで部下からは慕われて、その上仕事も出来て…
私は高藤の足元にも及ばない。
高藤と出会ったのはちょうど半年前。
私がこの会社に派遣されて来た日だった―。
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