15人が本棚に入れています
本棚に追加
ガラガラガラー…
「うわ…。かび臭い…。」
倉庫の中には極秘資料、図鑑、履歴、木ノ葉の情報に溢れている。
「この巻物はっと…。」
カチッ
ーサッー
(誰か来る…。)
「頑丈な扉だよなぁー。」
ガラガラガラ…
「ぅわ///落ちる落ちる…っと。」
ゴトッー
「ん?なんか落としたか…?それよりなんて散らかりよう…。ん?」
貴方は私を見るなり、血相を変えて。
「あ、あ!!暗殺??!!」
「静かにしてねー。」
(見ない顔だな。新入りかな…。)
「あ//し、失礼しました!直ぐに出ます!」
「あ~いいよ別に。荷物置きに来ただけでしょ?」
「あ、はい…。」
「俺はちょっと調べ物してるだけだから。気にしないで。ちゃんと片付けるから。」
「…じゃぁ。失礼します。」
ズンー
「ぅわぁ!!!」
(また暗部!?!?)
「隊長。そろそろ出発ですよ。」
「おー。もーそんな時間かしら。んー」
「しかたないー…、君。悪いけどここ片付けといてくれる?ごめ~んね」
「…。はぃ…。」
なんとも気落ちした顔だろう。くすす。
「お礼にあんたの頼み一度だけ聞いてあげる。なんかあったら俺を呼びな。」
「隊長…。」
「あ。悪い悪い。ーーでも里に居たらだけどね。」愚かな己の自尊心と、無情の心。
戦いの中で、俺を支えていたのはただそれだけだった。
**************
バチバチー
「馬鹿だね。」
『雷切』
「いくらあんたが、あの霧隠れの血継限界者であろうと。俺にかてやしないさ。」
「な…なに……、を……。」
「小さい頃教わらなかった?忍者が敵に背中を見せちゃいけないって。」
「まさか…。お前がビンゴ・ブックの『写輪眼のカカシ』だとは…。」
「くく。気付くのがしょーしょー遅かったな。」
「ぅあ…。そぅ……だ……な。……………。」
「いくのは呆気ないもんだよね。」
最初のコメントを投稿しよう!