必然を君に…

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ガラガラガラー… 「うわ…。かび臭い…。」 倉庫の中には極秘資料、図鑑、履歴、木ノ葉の情報に溢れている。 「この巻物はっと…。」 カチッ ーサッー (誰か来る…。) 「頑丈な扉だよなぁー。」 ガラガラガラ… 「ぅわ///落ちる落ちる…っと。」 ゴトッー 「ん?なんか落としたか…?それよりなんて散らかりよう…。ん?」 貴方は私を見るなり、血相を変えて。 「あ、あ!!暗殺??!!」 「静かにしてねー。」 (見ない顔だな。新入りかな…。) 「あ//し、失礼しました!直ぐに出ます!」 「あ~いいよ別に。荷物置きに来ただけでしょ?」 「あ、はい…。」 「俺はちょっと調べ物してるだけだから。気にしないで。ちゃんと片付けるから。」 「…じゃぁ。失礼します。」 ズンー 「ぅわぁ!!!」 (また暗部!?!?) 「隊長。そろそろ出発ですよ。」 「おー。もーそんな時間かしら。んー」 「しかたないー…、君。悪いけどここ片付けといてくれる?ごめ~んね」 「…。はぃ…。」 なんとも気落ちした顔だろう。くすす。 「お礼にあんたの頼み一度だけ聞いてあげる。なんかあったら俺を呼びな。」 「隊長…。」 「あ。悪い悪い。ーーでも里に居たらだけどね。」愚かな己の自尊心と、無情の心。 戦いの中で、俺を支えていたのはただそれだけだった。 ************** バチバチー 「馬鹿だね。」 『雷切』 「いくらあんたが、あの霧隠れの血継限界者であろうと。俺にかてやしないさ。」 「な…なに……、を……。」 「小さい頃教わらなかった?忍者が敵に背中を見せちゃいけないって。」 「まさか…。お前がビンゴ・ブックの『写輪眼のカカシ』だとは…。」 「くく。気付くのがしょーしょー遅かったな。」 「ぅあ…。そぅ……だ……な。……………。」 「いくのは呆気ないもんだよね。」
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