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[三]『気の抜けた返事をするなッ!!』 [奏]『ああ、悪ィ…。』 俺は、さっさと歩き出す。 [三]『……どうしたのだ?』 [奏]『えっ?う~ん…三成ィ…俺、ついて行っても大丈夫なのかなぁ?』 [三]『……何故だ?行きたくないのか?』 [奏]『いや、行きたいよ?行きたいんだけどさぁ…。』 [三]『なんだ?ハッキリしないな。お前らしくもない。』 俺は申し訳なさそうに小声で呟く [奏]『……俺、一人で馬に乗れない。足手纏いじゃね?。』 三成は、俯く俺の頭をポンポンと叩きながら口を開く。 [三]『心配するな。俺と一緒に乗れば良い。行きたいのだろう?』 俺はコクンと頷いた。 [三]『ならば行くぞ。太助と源太にも声を掛けねば。』 [奏]『おぅッ!三成、有難う!』 [三]『構わん。俺がお前を置いて行きたくなかっただけだ。』 なッ……!! なんでサラッと、そういう事を言うかねぇ? まぁ、ある意味、俺達は運命共同体みたいなモンだしな。 照れるけど嬉しいぜ。 俺は三成の言葉に笑顔で返す。 三成も俺に笑顔を向けた。 [源]『なぁに、二人の世界を作ってるんでぃ?』 [太]『源太、邪魔しちゃ駄目だよッ!!』 [奏・三]『なッ!!』 突然、声を掛けられ、後ろを見ると、しかめっ面の源太とあたふたしている太助が居た。 [奏]『いや、そんな世界作ってねぇし。』 [源]『いや、まるで祝言挙げたての夫婦みてぇだった。』 [奏]『テメェは、俺と三成の友情を馬鹿にしてんのか?』 [源]『………友情?』 [奏]『俺と三成は運命共同体だ。無二の親友なんだよっ!!』 [源]『ふぅん?』 馬鹿にしたような源太の声にイラッとする俺。 [奏]『なんかお前ムカつくな。三成、コイツは置いて行くぞ。』  
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