一章 出逢い

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その人は、何かをしているわけではない。 ただベンチに座り、膝を抱えて空を見つめていた。 とても、、 とても綺麗だった。 _漆黒の艶やかに流れる髪_ _ほのかに銀の光を放つ瞳_ 今まで、 これほど美しいと感じたことがあっただろうか。 空の月の使者のように、月にも溶け込みそうな姿だった。 俺の瞳は、、 釘付けになった。
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