教室

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 先輩はでもすぐににっこりと笑うと、その赤い唇を震わせて亜莉、と私を呼んだ。 「来週の日曜日にね、あの人と出掛けるのよ」  私はその優しい声に素敵ですね、と答えた。  先輩は満足そうにありがとうと言葉を返す。
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