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これは、俺が小学校に入るか入らないか頃の話です。
ある日、俺は2つ離れた2番目の兄と、かくれんぼをして遊んでいました。
まだ小さかったため、色々な場所に隠れることが出来る年齢の時に体験した話です。
もしかしたら、何かの思い違いだったのかもしれません。
しかし、俺は確かに見たのです。
今でも正体不明のそれを……
何回目だったか…
俺が兄を探す側になったとき、それを見てしまったのです。
俺はいつもどうり、兄を探して家の中を歩き回りました。
正確には、覚えていないのですが、俺は1階から2階へいったんです。
そして、2階の和室に立って辺りを見回しました…
すると、(何故か)置いてあった鏡に階段から、こちらを覗く人の頭の上半分が見えたんです。
俺は兄だと思い駆け寄りました。
兄だと思われる人が覗いていた場所を見ると、そこには、誰もいなかったんです……
それでも、俺は近くに居ると思い、兄の名前を呼びました。
すると、兄は階段と床の間に出来た狭い空間に隠れていたのです。
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