メモ帳

数年後

僕がアナタ位の年になった時、アナタはいないだろう。

その頃には知人や子供達が「会う度に小さくなってくね」と、僕がアナタに言った事を言われるんだろう。

その頃になったら、アナタの気持ちが分かるのかな？

ふとした時に、アナタは外を見てるよね。 東京はビルが多くて、夜になると星空よりもキレイだね。

俺と同じ年齢で東京に来たとき、アナタの目には何が映っていた？

アナタは、東京の夜景を星空にした１人だ。

最近昔話をしなくなった。
昔の友達ともあわなくなった。
音楽の話もしなくなった。
いつも俺の事ばっかり聞いてくる。

背格好が同じだからって、昔のおさがりをくれる。
俺はアナタが死ぬ時に一緒に入れてやろうと思ってとってるよ。
アッチでもオシャレでいて欲しいから。

多分俺はアナタのようにはなれない。
でも誰かにとってのヒーローにはなりたい。

俺にとってアナタがヒーローのように。

数年後、俺がアナタと同じ年齢になった時に自分がどうなってるのかわからない。

でもアナタと同じ様に笑っていたい。