ランジェリィ❤ラバァズ

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女が、一番お洒落できる場所。 おもうがままに、ワガママに。 贅沢なレースとフリル。 大きなリボン。 真っ赤も、ピンクも、黒も、 好きな色を好きなだけ。 とは言え、そりゃもう ワタクシも立派な社会人。 当然、服ではなく、 ブラジャーとパンツの… ランジェリーのお洒落。 ド派手な服で街を歩けなくても、ランジェリーなら問題ない。 清楚にもセクスィーにも 気分によって変身できる。 脱いだらワタシ凄いんです。的な エロさも高得点。 でも、服を着れば隠れるし 普段は安物で、デートの時だけ ちゃんとすればいい…って 思っていました。 10代の頃は。 けれど、どんなに高価なランジェリーも、毛皮を買うより、はるかに安い。 一万円ちょっとあれば、 リッチなランジェリーが手に入る。 リッチなランジェリーを、 身に纏うと自然と女を意識する。 何より、贅沢なレースや美しいデザインが、女子としての、自分の格を上げる気がする。 いつもより、自分を大切にしている気がする。 だって、アルマーニのスーツを着た男の中身が、シミのついたブリーフじゃ萎えるもの。 だから、 いつでも恋が出来るように、 綺麗なランジェリーで身を包む。 中身もイイ女になれるように。 自分のため、好きな人のため、 朝一番に最高のお洒落をする。 なかなか素敵な事だと思う。 それにしても、最近は 誰かに下着を見られる機会がない  宝の持ち腐れ。 それは今、 一番聞きたくない言葉だ。
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