対テロ特殊部隊

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幽霊部隊は、UH60JA(兵員輸送ヘリ)に搭乗し、富士駐屯地を発った。 ヘリの中では仮眠を取る者、音楽を聞いてリラックスしてる者、愛用の装備品の手入れをしている者といる。 精鋭部隊と言っても所詮は人の子…内心は生還できるか皆不安を持っている。 「隊長…今度の任務の後一杯行きませんか?」 守谷は愛用の狙撃ライフルの手入れをしながら話し掛ける。 大石は、煙草をくわえながら窓から外を見ながら 「ああ…生還したらな…」 と呟いた。 「明日の昼1400時にお迎えに参ります、御武運を!」 ヘリのパイロットからの激励を受け幽霊部隊は次々と飛び出した。 道無き道を歩き続ける事数時間…獣道に奇妙な血痕と足跡を発見した。 体内の血液が一気に吹き出し、そのまま沢に引きずり込まれた様な跡と…人間の子供ぐらいの小さな足跡が多数… 「隊長…これは…一体…」 沢を見下ろすと、そこには頭部だけになった猪の死骸が転がっていた…
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