第5章 紫陽花に囲まれて…

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第5章 紫陽花に囲まれて…

中は薄暗くて幼い二人には怖かった 「健吾~怖いよぉ~」 「大丈夫!!大丈夫!!」 本当は健吾も怖かったがさやかを励ますために一生懸命怖さを隠してさやかに励ましていた しばらくすると2人は眠ってしまっていた 「~ん。あっ、寝ちゃった。健吾!!健吾!!」 さやかは健吾を起こした 「あっ、寝ちゃった。」 ━チュンチュン 外は雨が止んだようで鳥が泣いていた 「雨やんだみたいだね。外出てみようか?」 「うん☆」 二人は外に出ていった 外はもう夕日が沈もうとしていた 「雨やんでよかったね。さやか?」 さやかはずっと一方を向いたまま固まっていた 「健吾、見て。」 そういってさやかは指をさした
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