窓越しの友達

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触れることはできない、ネコの体。 けれど少女は、嬉しそうに何度も何度もネコの体を窓越しに撫でた。 ネコもまた、少女がまるで本当に触っているかのように嬉しそうに、ゴロゴロと喉を鳴らしていた。 そんな少女とネコの姿を、母親は静かに見つめていた。
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