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「どうしたの?いいのよ、食べても」
「にゃおーん」
ネコは少女のいる部屋の窓を見つめた。
「そうか、心配してくれてるのね、ありがとう。あの子は大丈夫よ。だからお前もご飯お食べ」
ネコはもう一度窓辺から少女を見た。
少女はベッドに横になったまま手を振り、笑顔を見せた。
「にゃおん♪」
それを見て安心したかのように、ネコはご飯をおいしそうに食べはじめた。
「本当に心が通じ合っているみたいね。不思議なネコちゃん」
母親は、ネコの頭を撫でた。
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