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「いつになったら、私の病気、治るの?」
少女は母親の方は見ず、窓の外を見つめて呟いた。
「いつかきっと良くなるわ。だから、それまで、もぅしばらく我慢してね」
母親は曖昧な返事をして、部屋を出た。
「いつかきっと・・・」
少女は母親の言葉を繰り返す。
「嘘ばっかり。そう言って、私はもぅ何年も家に閉じ込められてるんだから・・・治らないに決まってる」
ごろんとベッドに寝転び、ぼぅっと天井を眺めていると、何か物音が聞こえた。
カタッ・・・
音がしたのは窓の方。
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